木曽谷冬モード

5時を回ればすっかり夜となり、お店の灯が浮かび上がる。
12月に入っても海外からのお客様は奈良井宿に訪れて、忘れてしまったのですが12月ってこうだった?っけ?



12月の営業が金土日になり明日からは工場仕事
ところどころお休みのお店も増えていき、
せっかく来てくれた海外の方、スミマセン・・・・と、ちょっと申し訳ない気持ちになっております

小さき亀たちが出来上がり本日、一斉に歩んでいった次第
バタバタしておりましたが明日から工場なもので本日出荷いたしたく


中サイズ、大サイズはもう暫くお待ちくださいませ


めっきり少なくなった綿素材の「風呂敷」
お店のノベルティって、好きである


時代の古きは右からの文字
大正から昭和の風呂敷はデザインも格好良き

鞄に1つ入ってるとオールマイティに使えるって日本の文化って凄いよね
使い込むほどに味わいが出てくるのも綿素材ならでは


こちらぶち割れ
一応、修理がかかってはいるんだけど



絵がね繊細で味わいのある「大正九谷」



初めて見た気のする「蜂」
銘に細字の「誠山」・・・・・

大正って言ったが・・・・明治かも?



夏ではないのに「冷酒用徳利」入りました



チラチラと雪が舞う
冬だとわかってはいるのに
今12月であることが信じられずやる事に追われて過ごす日々

工場に詰めるとのんびりとブログもアップできなくなりそうなので・・・・
本日、お店を締めてから綴っております



ナズナの実家????から育ての親???・・・なんていうの?
アンコの事を知り合いに来てくれました
一緒に生まれた姉妹たちはナズナだけが元気で育っているんだと
お母さん猫は元気だそうで、姉妹たちの分もそして先代のボンの分も元気に長く生きてほしいと
思った次第でございます




  
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2023年12月03日 Posted by 湖月堂 at 17:59Comments(0)入荷報告日々の事藁仕事

小春日和

朝の蒸気に見とれる

少しだけ晩秋に戻ってくれたことが
かなり「救い」である(笑)

先週のまま冬に突入してしまったら・・・・
暗い一年の締めくくりになったのではないかと
ここにいるとそんな小さなことでさえも
個人的大事件である(笑)



ご注文分の亀の制作に入りました~



ミニサイズの亀が手をかけているのは大サイズの亀の甲羅回り
両手で一本の撚りを作りながら力で捩じ上げる訳でミニサイズとは勝手が違ってくる


南天の実が色付きはじめ
もうひと踏ん張りさせていただきます



ご注文いただいた皆様、もう少々お待ちくださいませ


南天とともに山茶花をいただき
季節の移ろいが沁みてくる



こんな日の午後、とうとう雪虫の発生
とっても嫌な方には嫌なのだろうと思うのですが
雪虫のふわふわと漂い西日の当たる光景が好きである

あっという間に「西日」の時間は終わってしまうので
奈良井宿の風情とともに心穏やかに静かに眺めたいと思うんだけれど・・・・


どうもこの所、騒がしいとご近所のおばさま方と井戸端会議となる




暖簾

朝日を避けるとともにオープンしている合図となるべく「暖簾」・・・・
海外の方は好きなのだろうか?
店先で写真を撮られて行く


「気配り」って知ってるのかどうか

とっかえひっかえ記念写真
なんとも難しいのですが・・・・
ご入店したいお客様が入れない、と言うのはどうなのでしょう
店内に入り中から撮影が始まる場合、座り込んでの撮影



先日、日本の方が二階の階段から店内を撮影、お会計中の海外の方がビックリ

後になって気づいたのですが・・・・
カードを使われていたわけで・・・
情報映り込んじゃうよね?
プライバシーもありますよね?
何で削除してくださいと言えなかったかと後悔しております

お店も狭く、撮影しながら品物にぶつかる撮影者もいたりして、撮影してる方の後ろでお客様が待ってる場合もあったりするわけで
※「店内では撮影をご遠慮させていただいております」
どうぞ気配りをお願いいたします
かなり・・・ご注意させていただくと思います
店側の私も、何倍もの気配りで対応させていただきたいと思っております

よろしくお願いいたします

  
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2023年11月22日 Posted by 湖月堂 at 16:25Comments(0)日々の事藁仕事

灯明祭り、11月開催のお知らせ

毎年2月に行われていた「灯明祭り」が11月に開催されるそうで、
今週末11日(土)、12日(日)18時~20時
詳しい内容につきましてはこちらを↓
           「https://www.naraijuku.com





奥行きが52cm、高さ29.5cm、幅20cm


どのように使われていたのか?
抽斗を脚代わりに天板乗せて机とか?

レプリカで古めかしく見せてるこの取っ手がホームセンターなどで売られてる
が・・・・
こちらは当時物



抽斗6杯
(本来、抽斗の数え方は「杯」で数えます)
このつまみが揃っていたことに感謝したい



寒くなってまいりました
首元に一巻あると断然温かさが違う

真夏でなければたいてい私はストールを巻く
首のあたりの「スースー」がとっても寒いから(笑)

でもって、
ショール、集めてみました
大正~昭和、新しいのも入ってるかも?

刺繍のガラ、何だか可愛らしい
嫁入りの時には持たされたんだという話でございます


リボンヤーン、ケミカルレース、一針一針の手刺繍
毛足の長いビロード・・・

着物用ショールは長方形の肩掛け、
マナーなどもあるようですが、



長羽織にどうでしょぅ~
ハイカラです



なかなか見つからなくなった女性ものの長羽織
数枚、入荷しております

ちなみにこのショール、グが付いたままの物があって
「日本ショール協会」ってあったんだけど調べてもわからなかった

普段着に巻いても可愛いよね


  
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2023年11月07日 Posted by 湖月堂 at 16:06Comments(0)入荷報告日々の事

銀杏の色付き

この所・・・・
どこかに行っちゃいたくなる陽気

三連休の出だしも
「さぁ~、お出かけしましょう~icon01」と囁いているきがいたします

専念寺さんの銀杏の木、只今見事に色付いており
朝日が山から顔を出す前にスタンバイ



奈良井宿を囲む山から朝日が顔を出せば



黄金色~



足元にはギンナンが落ち始めておりました


今のところ、香りは少なめでございます

秋の多彩な彩に気持ちまで華やかになる訳で



自然から頂く贅沢な気分に浸りたくなる




安野三雅さんの「数えてみよう」


月が替わる度、ページをめくる
残すところ1ページ

11月のページ、好きである




お正月用の亀のご注文





「小サイズ」全長約35センチくらい、ですが予定数に達しましたので小サイズのご注文は締め切らせていただきます


大変申し訳ないのですが・・・・

ブログのページからスミマセン
7月30日に予約をいただいている「ヒロナカ様」、携帯番号が違っており連絡が取れませんicon11
こちらのブログをご覧になっておられましたらば
こちらのミスで申し訳ないのですが連絡ください

亀はご用意しておきます



  
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2023年11月03日 Posted by 湖月堂 at 15:44Comments(0)日々の事

見頃、迎えております

紅葉の見頃を断言するには難しい・・・・が、良い感じに奈良井宿は秋にどっぷり包まれ出しておりこの週末から来週が見頃ではないかと思っております


木々の色好きのダイナミックな迫力を画像ではお伝え出来ない・・・・icon11
専念寺さんのイチョウの木が色好き始めました

苔玉の「ハゼ」が真っ赤に染まり


小さな「コナラ」も紅葉です


秋の山野草と言えば「大文字草」


冬の間でも乾燥させないように管理してください
基本的にはとっても強い花です



12月から3月あたりまでは主に土日オープンとなります
が・・・・、冬の間の薪は必要不可欠
お店をヒーターで温めるのは無理がある(笑)




今年も薪を注文させていただき
おろすのを手伝ったらば・・・・・、腰に来た

あぁ~・・・なんてことでしょうicon10
本人の驚きと落ち込み

私はこんなにもヤワだったのかと、いきなりの力仕事をこなせると思ったら大間違いだと
シーズンオフ、木工仕事をする際には準備体操及びストレッチ・・・・
必須であると認識した秋なのでございます


  
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2023年10月29日 Posted by 湖月堂 at 16:25Comments(0)日々の事

そろそろ見ごろ・・・・なのか?

本日朝から地区の「ゴミ拾いの日」
紅葉事情を眺めながらのゴミ拾い


場所によりけりで進んでる所と進んでない所、先日、木曽駒高原の桜は・・・・
枝だけが残されて

奈良井宿の紅葉、これから?とも、そろそろ?とも、なんとも言えないのですが
唯一、専念寺さんのイチョウはまだ紅葉してませんので
もう少し秋の穏やかな日々が続く
と・・・・

願いたい


この「明暗」・・・・
日差しのありがたさに心から感謝する季節の到来でございます(笑)



和ダンスの抽斗

約W850、H200・170、D18


タオルをかける方もいる


使い込まれた和家具の金具は無口である二のかかわらず
和家具のなくてはならない大きな存在感を醸し出す

そういうの、良き





明治~大正あたり
直径18cm


鶴の羽と梅の花の細かな細工もさることながら・・・・


裏に描かれた野菊でしょうか


表に早春


裏に秋、粋なはからい

この時代の九谷の色使いの渋さが好きになってきた
そんなお年頃(笑)




そろそろ「新蕎麦」始まったのでしょうか?
昨年のインスタをさかのぼり

昨年はどうだったのかと振り返る


  
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2023年10月22日 Posted by 湖月堂 at 15:44Comments(0)入荷報告日々の事

宝探しの「台ケ原」へ

秋の一日、毎年お店をお休みしてワクワクを(笑)


朝一、気合を入れて

早くいかないと駐車場が遠くなる
朝一の人出はお昼を回る頃10倍くらいになるので行くならば朝一を狙った方が最善
良いものはどんどんなくなる
が・・・・
二日目用もきっと用意してある?のかな?

娘に可愛らしいスカートをお土産に
クラフト物も結構ある

たいてい雨に当たる台ケ原の市だけどたいてい私は免れる


「ないかなぁ~」って思っていたものを見つけたときはそれはそれは嬉しいよねicon06


かなり気に入っていた行火、
すぐにお嫁に行ったのでこれを見つけたときは心の中で拳を握る



「お宝」は個人の独断と偏見で成り立っており
え?これ?お宝?って思われても(笑)
だって好きな物は好きである、で良いと思っているのです
間違っても鑑定団にはいかない、けどね(笑)

釘隠し



日本建築の隠れた名品・・・・だと
勝手に思う




ポポーをいただいた
名前は知ってても食べたことがない
紫になる前のアケビかと(笑)



部屋中に甘い香りが充満しており知らなくても食べごろなのは分かるほど
グーグル先生で食べ方を検索してみようと思います



季節が何だかわからない
「移ろい」もハチャメチャでついでに言うならば世界の情勢もメチャクチャ状態
なんでこんなになるんだろう?

もっとついでに熊の出没・・・・
おちおちどんぐり拾いにも行けないicon11
チョット・・・いやだよね、どんぐり拾いでクマに襲われるって







秋の陽を浴びて丸菊が開花の準備中
しかしながら吹く風が冷たすぎやしないだろうか?

この10月、
変だった

もう20日、過ぎてるんだけど何でかな?


  
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2023年10月21日 Posted by 湖月堂 at 17:07Comments(0)入荷報告日々の事

亀のごとく・・・・のんびり進む(笑)

とりあえず・・・・
一個




一年経つとどうも毎回感覚を忘れる(笑)
とりあえず地道に・・・・



只今、甲羅の「仮組作業」でございます
これは案外、スイスイできる工程でございます
仮組だからね



なかなか色付かないって思って眺めていた野葡萄
お山から少々、飾らせて頂く

この夏の暑さで紅葉が先延ばしになってると

野葡萄の色付きも遅いはずだと納得



ちょっぴり、パンチが薄いかな?って思うが
毎年、この秋の魔法のような色の付き方に惚れ惚れする



AIなんかはもしや、完璧に再現して絵でもかいてしまうのか?って
・・・・・それの何が美しいと感じるのだろうか?など思ってしまうこの世の中?

なんか変である



夕闇迫る頃



空気はすでについこの間の「夏」の暑さの記憶を吹き飛ばし
それはすごい勢いのぶっ飛び方で

夕暮れ時の山は晩秋の気配でございます


こちらも地道に
「柿渋染」
これは二回目の染具合ですが
一度目の染は薄目で染めた方が失敗が少ないです




濃いめで染めるとしわの寄った部分に柿渋が溜まり、その部分が濃くなってしまいます
何度やっても難しい・・・・

こちらも時間のある時に進めておりますが現在、鉄媒染の暖簾のみとなっておりますのでご了承ください



昨日いらしてくれたお客様
色々考えることの多い昨今、お客様から頂いた一言に
救われるって事・・・・有

前向きに(笑)ボチボチと進んでいこうかと又、思い返した一言でございました。


  
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2023年10月11日 Posted by 湖月堂 at 16:57Comments(0)日々の事藁仕事染物

季節がまた移ろいだ

心を落ち着かせ「ハロウィンリース」など楽しんで作るの・・・・良き
が・・・・
なんでかわからないが秋になると
ますます気ぜわしく、キノコ採りに出かけてるわけでもないのにicon10

はい、使いまわしです

これから年末に向けて一つずつ進めるための、いわば「目安」?的な
ハロウィンリース→クリスマスリース→正月飾り

なんとなく飾ってるるもののそれぞれには意味がある



ハロウィンリースは魔除けであったり収穫を祝ったり「リース」であるところから永遠を願ったり・・・
ハロウィンのオレンジや紫が秋に彩を加えてくれます


三連休の最後は雨予報だったので
早々にストーブ回りを「冬仕様」へ変えておいた

本日雨、明らかに寒い
思った通りに今シーズン初ストーブ点火です







山々に秋を感じるころ
気持ちは自然の彩を欲しがる
木々や花の実



眺めてるとほっこりする


繭皿にハンカチの木の実

秋は成り物、収穫物が素適に見えるのはこれから迎える冬の季節を迎えるための本能的な?(笑)
リスが木の実を集めるみたいに

どこか、そんな気がしてならない



お正月飾りのしっぽの部分を作り、甲羅になる部分を準備
これは竹か、笹かと思うほどしっかりしている稲



稲の残りは少しお店の方で販売いたします
今回の稲・・・・、長い
もともとは1.7~1.8m
これだけあれば一束でミニ亀が五匹は作れるのではないかと思われます



水引「淡路結び」、付けておきました



寒くなると・・・・



猫たち
固まる・・・・・(笑)

  
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2023年10月09日 Posted by 湖月堂 at 14:53Comments(0)日々の事

中秋の名月と一閑張り始動

中秋の名月、
すっかり秋だと思ってるのは山の中の私たち

どうもまだまだ暑いらしい
先日、奈良井へ来られたお客様、夜に静岡に戻ったらうだる暑さだったと

サンマも今年はごっそり捕れてると言いながら
本格的な秋は先で、まだ「残暑」っていう?



いつ開花?と待っているもののフジバカマ・・・・
まだ咲かず




秋の夜長、このクールこそは新しいドラマを見ないことにしようと決めた。VIVANTも終わったことですので(笑)。
なのでお店を閉めたらばのんきにしながらも「手を動かそう作戦」、一閑張りに着手です。
こればかりは急げません。しっかり乾かさないと次の工程に行けませんので。


一枚目は新聞紙
「張る」っていうよりは擦り込む勢いで
新聞紙が完全に水分を吸う前に
擦り込む。
糊を吸い込みシメシメになると弱いです
細かい部分は「叩き込む」
空気を入れないようにしっかり絞った布で抑える


先に持ち手を作るときの穴をあけておく事をお勧めします
出来上がってから穴あけ失敗は・・・・悲しい



中身の竹かごが薄くても紙っていうものはほんとに強い
仕上げの柿渋塗りが楽しみではあるがゆっくり寒くなる前に進めていこうと・・・・


若干在庫が寂しくなってしまったので・・・・




そんでもって
一閑張りも少ないが
裂き編みも・・・・・・。

先日とっても素敵に裂き編みのバックをも持っていらした方がいて
秋の装いにもピッタリで
目が止まり・・・
止まった瞬間に「あ!私のこさえた鞄!」と思った訳で(笑)
自分のを褒める訳ではないのだけれど
素敵にお使いいただいてることがうれしくて

準備だけでもと古布を引っ張り出し




先日いらしたお客様の裂き編みは残った糸を集めて作ってあり、それがとってもシックリ出来上がり我ながら良い色合いだと思って作ったものでございました。同じような物、ってそれがなかなかできない訳で・・・・。

古布を裂いて作っております
同じ色、組み合わせって二つとできない。

裂き編みの面白いところと難しいところ
なので自分だけのオリジナルとなるわけです

裂き編み、何とかこの冬せっせと内職したいと思っております












  
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2023年09月29日 Posted by 湖月堂 at 15:46Comments(0)日々の事