9月9日「重陽の節句」

本日、一年の最後の節句「重陽の節句」であることを気にかけた方はどのくらいいるのだろう。旧暦なので現在の季節に合わせれば10月半ばあたりになるそうで、その辺りなら咲き出す菊は「霊花」とされており9月9日は別名「菊の節句」とも言われる。
数字だけを現在のカレンダーに移した訳なので季節のズレ・・・あるよね。

9月9日「重陽の節句」

菊はまだ咲き出さないし、お節句を祝う秋の味覚もまだ早い。
なのでこの「重陽の節句」はどこか忘れられがちな?どちらかと言えば「秋」=「ハロウィン」になりつつあることが何となく・・・、淋しい気もしないではない。




コロンとした・・・・・・?
なんだろう?
「おひつ」ではないのは分かるのだけれど


9月9日「重陽の節句」

深さ有、寸胴ではないのでご飯を入れると取りにくいだろう


9月9日「重陽の節句」

内側、黒の漆で丁寧に塗られたこの入れ物の形があまりにも可愛くて
ロクロ挽の繊細さもカッコ良し
そして


9月9日「重陽の節句」

使われ続けた味わいのある名もない「雑器」に
出来たばかりの物にはない「美しさ」を教えられる




「丸い物には入る」・・・

シミができてしまった「漆桶」に柿渋を上塗り掛けようと
お店から下げ下駄箱の上に


9月9日「重陽の節句」

笑笑笑


9月9日「重陽の節句」

いつまで入れるのかは分かりませんが安心できるこの桶、取り上げることなくあなた方の物にして差し上げます(笑)

ていうか、さすがに我が家の子猫たちの入った桶、お店には並べられない(笑)
漆の匂いは気にならないご様子です



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