保存版亀の作り方
以前のブログの引継ぎです。保存版でこちらにお引越しさせて頂きます。
今回のは「チビ版」での説明となります。H15cmほどです。
用意するもの、及び、あったら便利なのもなので代用できるならして下さい。無くても行けるならばなくても大丈夫です。
藁は前もって水につけ、叩いて柔らかくしておきます。
藁、27本使います。
ハサミ、ワイヤー切るハサミ、ラジオペンチ(針金引っ張る時に使います)、小さな板、クランプ(100均にあります)、針金(ワイヤーでも良い、手芸用のやつ)
※小さい亀ならワイヤーでも行けますが、大きい亀になると麻紐を私は使用します。輪ゴム小さいの(しその葉っぱを買うと付いてるくらいの大きさ)、しっぽの部分になる稲穂2本くらい、なぜか、すりこ木(笑)。
これ「砧」、藁をたたく道具です。必需品って訳ではないのですが、美しく藁を綯うならば必要かと。湖月堂にあります(笑)。
準備として、2本を一組として軽くまとめておくとやり易い。2本一組として10個作ります。更に大きいのを作る時は特に束ねておくと良いです。
5組並べます。こうやって、片側クランプで止めておくとやり易いのですが、クランプなしで踏んでやっても出来ます。
交互に組んで行きます。隙間のないように詰めていきます。
5組入れたら輪ゴムでサイドを軽く止めます。片方止めたらその反対側を止めます。
4カ所輪ゴムで軽く止めたらこの時点で整えます。矢印の2カ所、ワイヤーで固定します(見えてる部分が裏になります。ワイヤーは裏で固定)。下の画像、矢印の部分。大体止める場所は甲羅とのバランスをみて同じくらいの所を止めて下さい、しっかりと。ここで、すりこ木みたいな丸いもので押しながら丸みを整え4カ所ワイヤーで固定します。
こんな感じ。
ワイヤーの先は内側に曲げこんで手が引っかからないようにして下さい。小さな子供が触っても怪我のないように。
「三本締め」を作ります藁6本を軽くとめ、3っつに分けますここで、踏んで出来るならば良いのですが、クランプで止めてもやり易い。
2本一組の藁で綯い、その後残りの一組で組み上げて行きます。ここの所は上手く説明が出来ないので藁を綯えない方いましたら出来る方に聞いてください。撚りをしっかり作って下さい。右回り、左回り地域、信仰によってもあるようです。今回のは右回り。※藁の太さはなるべく同じくらいの物を選んで下さい。
出来上がったしめ縄を甲羅の大きさ分で丸にして然り固定して下さい。つなぎ目は見えなくなります。残りの分で頭を作ります。
捻じり方向に更に捻じると頭ができます。
しっぽ(ホントは苔)部分を作ります。頭としっぽの長さを甲羅の大きさのバランスを見ながら繋げます。
しっかり止めて下さい。
藁を一本、用意して動体に巻き付けます。タコ糸(後でぶら下げるための紐を兼ねるので、長目に用意)で巻いた藁かほどけないように頭に近い方で結びます。※あくまでもタコ糸は「動体」に巻き付けておりますので、ぶら下げる時に間違っても「首」でつらないようにしましょう。
分かりやすくタコ糸で通しますがワイヤーで良いです胴体を甲羅に止めます。しっぽの下の方に通します。この紐は甲羅でで見えなくなります。
ほどほど軽く結びます。しっかり引っ張ると甲羅にへこみが出来てしまいます。
しっぽを通します。これでつなぎ目は隠れます。
頭を、引っ張り出します。甲羅の「丸」が大きいとぶかぶかに、小さいとキツキツに。甲羅に見えないように固定しても良いです。
最後に胴体に結んだタコ糸をぶら下げられるようにして、脚の長さをそろえたら完成です。
小さな亀ならば意外と簡単に作れるかと思います。藁をいじると手が荒れますのでハンドクリーム塗って下さいね。
組む本数を増やし、藁を継ぎ足して綯えば大きいサイズの亀も同じやり方で作れます。
是非、どうぞ
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